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Channel: 国内規制適用外
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1960s 2

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MGC BERETTA 1st.Model  (image 4)



イメージ 1 = 昭和40年夏の新聞記事。当時は不正流通が何百丁とか実弾何百発とか、規模が大きかった。不用品として放棄された空気銃が多いのは、そのむかし空気銃が届出不要の玩具であったことや、法改正後も簡単な手続きで14歳から所持できたため市場にたくさん出回っていたからである。


イメージ 2 = 左から MGC Beretta, MGC Commander, 復刻版(自作)コマンダー。 
初代コマンダーの発禁後に出たベレッタには、疑似撃針があり、ここにコブラキャップを付けて音を出したようだ。
MGCによる改造ヒューブレーはバレルに側面からネジを入れ、その頭部を削り落として分解できないようにしてある。
ベレッタもモナカの張り合わせ部分は見えるのだが、前のオーナーがそこを樹脂などで埋めたようだ。
一連のシリーズはハンマーのリング部分に問題があり、土台の鉄材に溶接されたリングがうまくいかず、ブリーチに衝突したとき取れてしまう。たまに発掘されるベレッタやコマンダーにリング欠損品が多いのはその為だ。
また、ブリーチの全高がないからモナカの内部が見えてしまう。復刻版ではここを大きく作り、ハンマーも支点を変えて実銃風にした。
MGC Commander のブリーチを復元した時、初期型と同じように撃針を付けた。(少し自慢したい)


イメージ 3 = 左から MGC Beretta, MGC Commander, 復刻版(自作)コマンダー。
ベレッタは、亜鉛バレルに紙一枚程度の肉厚を残して深い溝が切られている。板状インサート入り。リコイルスプリングガイドを入れ忘れてしまった。
MGC Commander はスチールバレル。インサートなし。入手時はバレル欠損状態。
復刻版は真鍮バレル。これもインサートなしだが、市販品でないため法律上の規制はない。発火機構がないのだから、銃身があっても意味はない。


イメージ 4 = 昭和30年代に子供用玩具のヒューブレーをここまで改造したMGCは本当に凄い。なにしろこのヒューブレーはマガジンの入る所さえなかったのに、その内部を巧妙に削り込み、素晴らしいアイデアでボタン式マジガンキャッチまで付けたのである。
中田商店のガラスケースにこれが入っているのを見た時の、あの強烈な憧れは、50年以上たった今でも心に焼き付いてしまったままである。


今回載せることのできなかった写真は、明日頑張るつもりだ。

1960s 3

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MGC COMMANDER MODEL (image 6)


イメージ 1 = 昔のスーパーカブには55ccのモデルがあり、自動二輪なら二人乗りができた。
完全に同じ車体なので、識別するため△マークが付いたりフェンダーの一部を白く塗ったりしていた。公共交通機関の発達した都会ではあまり55ccにメリットがなく、原付カブの1割も出回らなかった記憶がある。

イメージ 2 = このポートカブとは何だったのだろう。価格も普通のカブより安く設定されていたが、私自身は一度も現物を見たことがない。
ハンターカブは山岳部で使うために設計されたモデルのようで、価格表示がない。


イメージ 3 = MGCのハンマーがあまりに巨大で現実離れしている為、実銃に近いサイズのスチールハンマーを作った。これは支点の位置もMGCとは異なる。現代のモデルガンと違ってモナカ構造はどこにもピンを立てる所など存在しないから、フレーム内側に土台を作る必要がある。
スプリング内蔵のサムセフティーを、この位置で固定するのも結構難しい作業だった。


イメージ 4 = Hubleyは子供用玩具で、ブローニングとほぼ同サイズだ。

イメージ 5 = こうして並ぶと、両方とも玩具に見える。しかし、ブローニングは600ドル前後した実銃である。

イメージ 6 = バレル・チャンバー・ハンマー・トリガーすべてスチール製で、インサートなしの後撃針モデルガン。12か13の時にガンファン誌の広告を見て抱いた夢を、50年近くたってから叶えたことになる。MGC Commander は発表後すぐ発売禁止になったし、仮に販売が続けられたとしても、最初から子供が買えるような値段をはるかに超えていた。

KOKUSAI M36

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Kokusai 1970s (image 2)

今日は紹介する新しいものがない。
窓から差し込むブラインド越しの明かりが少し面白いのではないかと思い、2枚だけ撮ってみた。今の人達はコクサイ製プラスチックと思うだろうが、亜鉛の銃口あきモデルである。

イメージ 1 = 実銃のシリンダーはこのように内部の段差がある。薬莢部分までは少し内径が大きく、弾頭部は狭くなっている。
357と38splは直径が同じでもカートリッジの長さが違う為、全長の短い38splを撃っているとこの段差部分に火薬カスなどが溜まってくる。
ただし、この写真はモデルガンなので意図して作った段差でなく、結果としてできてしまっただけである。
銃身内のインサートを撮りたくて頑張ったが、この方法ではこれが限界だ。第一次規制前にあった市販品のインサートとは形状が異なる。


イメージ 2 = このモデル自体は、何度も登場させたから何も目新しいものがない。
強いて言うならカートリッジが珍しいだけだろう。
昔のモデルガンは、38口径=9mmだと弾頭部でなく薬莢の直径がその寸法だったから、38口径の実弾ダミーが入らない。そこでこの国際チーフを復元した時はわざわざモデルガンと同じ直径のカートリッジを作ったのである。
しかし、実際にシリンダーに入れると前側から弾頭部が良く見えず、迫力が出ない。
やはり、モデルガン用には全長いっぱいの弾を作ったほうが良いと分かった。

BERETTA 1951

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HELWAN Brigadier 1951 (image 5)



イメージ 1 = 1965年の記事。この背景色だと少し暗く写り過ぎたようだ。ユルトレル機長はなんと200丁以上のピストルを密輸したことになる。最終的にどれほどの刑期があったのか知らないが、それくらい大量に売れば出所後も金は残ったのではないかと思う。相手が暴力団では安く買いたたかれ、あまり儲からなかったのだろうか?
昔は銃の密輸で執行猶予がついたが、今の日本は少し度を越しているから拳銃1丁で人生すべてを失いかねない。
科研がモデルガンを仕入れ、プロの技術と高価な工作機械を使ってそれを改造する。時には銃身などを補強して発火機能を付け加えたうえに弾まで作ってしまってから「容疑者は何年も前からモデルガン改造し続け、殺傷能力のある銃を作った。」とする。要するに、モデルガンマニアを根絶するには真実も法律も一切無用。ガンマニア=絶対悪なのだから、その悪をこの世からなくす為には法とか正義とか理想論にこだわるより実力行使あるのみ、と考えるのが今の日本だろう。
このような考えが通るようになったのは、私が知る限り1970年代に入ってからだ。

『ロシアより愛をこめて』は当初『007危機一発』だった。本来は「危機一髪」が正しい日本語なのだが映画会社の宣伝で「危機一発」が出てからは、一時期多くの人が間違った漢字を使うようになった。
ラ抜き言葉の代表格である「見れる」も似た傾向があり、「自分で見る」「ここから富士山が見える」のように本来は全く不要なところまで「自分で見れる」「ここから富士山が見れる」という奴らが主流になってきてしまった。
ラ抜き言葉を使う輩はいらないところにレを付け加える傾向もあり、「この道、まっすぐ行けれますか?」「やって貰えれます」などと言う馬鹿野郎も増えてきた。

警視庁がS&Wマスターピースも採用していたのは知らなかった。30何年か前、ビアンキの代理店に行ったとき、日本にホルスターだけでなくたくさんピストルを送ったと言っていたから、一般人の知らない所で各県警はいろいろな銃種を導入していたのだろう。

イメージ 2,3,4, = 最近アメリカのオークションに出た CMC Government 1911A1 。いくらくらいまで上がるのだろうか?
大変に珍しいものである。

イメージ 5 = ベレッタ92シリーズに興味がなくても、シングルアクションの1951は昔から好きな銃だ。六人部さんもマスターモデルは作ったのに市販に至らなかった。地味すぎたのだろうか。これはベレッタ製でなく、ヘルワンというエジプト製コピーである。
スライド内に撃針の見える姿が好きだと言っていた人がいたから、1枚撮ってみた。それ以上の意味はない。

MGC 44 Auto.

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TOP OF THE JAPANESE ZINC ERA

Rさんのブログに金色モデルが紹介されていたので、こちらは黒色モデルで対抗する。
第一次規制前、モデルガンはついにここまで来たという頂点のモデルだ。確実なブローバック、高い耐久性、銃口からの迫力ある発火、というモデルガンファンの夢をすべて実現した素晴らしい製品だったが、発売後すぐあの愚かな法律が施行されて、本来の姿はこの世から消えてしまった。

何か月か前にも一度このモデルは紹介している。写真のクォリティーはそちらのほうが高いと思う。


イメージ 1= こうして2丁並べると、やはり実銃の表面の良さが目立ってしまう。個人的には44AUTOのシングルアクション・トリガーが格好良く思えるのだが、どうだろう? 
MGCのハンマーは実銃より厚く、作りも少し丈夫そうになっている。
昔のMGCは刻印が Caliver と間違っていて、そこを Caliber に修正したようである。


イメージ 2= 日本の人はあまり見たことのない規制前バレルである。中田やCMCはインサートが前から見えないほど奥にあったが、MGCは最先端までインサートが来る。ブローニング380以降のモデルはこうなっているものが多い。


イメージ 3= デトネーターが少し汚れているのは、工場出荷前に試射した為だろうと思う。


イメージ 4= 参考にしたのは、S&W 前期型のようだ。


イメージ 5= 米国にも44AUTOを輸出したことはあるが、これは完全な日本仕様でMGCがネルソン氏に送った商品サンプルである。30年以上さがし続けてついに1丁もMGC44AUTOに出会わなかったから、たぶんこちらに来た数が少ないのだと思う。
ガバメントなら結構な安物でも売れるのに、S&WのAUTOはここまで良くできていても何故か人気が出ない。

CMC MODEL 29

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CMC 44 MAGNUM 1977 (image 5)

NフレームにはModel27,Model29,Model28(Highway Patrolman)のイメージが強い。しかし、じつは1905年に研究開発された 44 Hand Ejector から始まる案外古いモデルである。
最初のNフレームは44 S&W Specialの口径で、ヨークの一部がエキストラクター・シュラウド側の突起と噛み合うトリプルロックという機構を持っていた。
これは1970年代にMGCがローマンのクレインに取り入れた仕組みと少し似ている。
亜鉛の鋳物であるモデルガンは、コルト式のスイングアウト機構を採用すると置いた時どうしてもシリンダーが左に押し出されてしまうのが問題で、それを解決するためにMGCはあの素晴らしいロッキングシステムを創ったのだ。
S&Wのようにエキスキラクター前部がシリンダーを固定してくれるなら良いが、シリンダーを後部一箇所だけで固定するコルト方式だとクレイン側にも何か補助的なものが必要だったのである。
すべてがタイトでしっかりしている実銃なのにNフレームで予備のロック機構が加えられたのは、これがS&W初の44specialスイングアウトで、38spl.をだいぶ上回るパワーに対する安全対策だったのだろう。
Nフレームといえばすぐマグナムを連想されるが、45ACPとハーフムーンクリップでお馴染みのModel1917も、じつはNフレームである。
1960年より前のS&Wはエキストラクターロッドが右ネジで、シリンダーの回転に伴い緩むのが問題だった。357のNフレームから左ネジになったと書いてあるが、同時期のKフレームがどうだったかは分からない。

Model29に関して私の持つ資料には最初の4年間しか記録がなく、そこには市販開始が1956年の夏で、初年度が3124丁の製造、翌年がその2倍。その次の年は製造が半分に減ったとなっている。どうもこの辺が「M29はパワーがあり過ぎて売れなかった」という説の出所になっているように思える。
大量の在庫がメーカーに残り、それが映画ダーティーハリーのヒットで急に売れ始めたとの話が巷にあるが、いくらなんでも20年近く倉庫に品物が残るわけがなく、買おうとしたって店頭になかったのが真相に近いのではないだろうか。
アメリカは大変に広い国で、仮に1年7000丁のM29が製造されたとしても、それを全米50州に供給すると州あたり140丁しか届かないことになる。
ネバダやアリゾナのように凄くガンショップの数が多い所もあるし、カリフォルニアのような都会の州だとショップ1件当たりの在庫も多い。そして、店舗を持たずに営業している個人ディーラーも相当な数がいるのだから、製造されたM29のすべてが国内に供給されたとしても、実際にはなかなか店頭で見かけない製品になってしまう。
ついでに書くと、アメリカで銃を扱うのはガンショップだけでなく、スポーツ用品店・釣道具屋・日用雑貨店・デパートその他である。

以前、S&Wのステンレスチーフがまったく市場になかったりPPKが何処にもなかったりした時期がある。メーカーは継続的に製造していてディーラーも輸入を続けているというのに、ブツがないのである。
これはメーカーが公用の注文を優先していたり、製品の何かを改良する時期などと重なって出荷が滞ったりするためではないかと思う。
人気があるモデルガンならどこの店に行っても在庫のある日本と違い、諸外国はその時の国際情勢やメーカーの都合などで実銃の供給状況が大きく異なる。
日本のモデルガンメーカーに市や県から大量注文が来ることはないが、アメリカは自治体が銃を発注するから一度に何百丁も納入しなければならないこともある。当然、大量発注されたメーカーはそれへの対応を優先するので、一部の生産ラインは休止状態となる。

実銃の記述ばかりで、CMCにほとんど触れなかった。どうしよう?

USA 1961 1972

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(image 4)


今回は、珍しくモデルガンも実銃も登場しない。
スキャンすればもう少し画質は良くなるが、今日はすべて手抜きでいく。
(image 1,2,3,) - 1972年、MGCはアメリカでいくらぐらいしたかという記録である。
当時はまだ固定相場制で、1ドル=360円だった。

HSC, Beretta1934 ,Government が皆19ドルで、一番高いのはモーゼルミリタリー、次が44AUTO.だった。
何度も書くが、44AUTO.はアメリカで本当に見たことがない。
私にとっては、日本に居てもアメリカに居ても、44AUTO.が常に夢のモデルガンだった。しかし、中古といってもCOLT1917が$24.95の国で、亜鉛の玩具であるMGC44AUTO.が$27では、売れなくて当たり前か?


(image 4)
1961年、実銃は何ドルしたかという参考写真である。
M1 Carbine $79.95 M1 Garand $79.95 COLT M1917 $24.95 という安さだった。
しかも、1963年以前はハンドガンも通販で自宅に届けられた。今の日本のモデルガンと同じである。

USA 1974

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NKG Replica Models 1970s (image 3)


前回の広告から少し時が経ち、円とドルが変動相場制になった為、価格が上がり始めている。
この頃は既にNKGがなかったかも知れないが、反MGC勢力という事で一応NKGと表記する。
製品の完成度としては常にMGC製が勝っていたが、何故かNKG系列のモデルガンには妙な魅力がある。
日本国内でも金色ならコロナバレルのダイアモンドバックが買えた時代だが、この広告にある黒色のCMC製にはもの凄く憧れたものだ。
せめてカタログだけでも入手したいとこの会社に手紙を出してみた。しかし、返事は来なかった。
この号以外ではまったく見ない広告だったから、一発のみの商売だった可能性がある。


image 2 = REPLICA MODELS Inc,はMGC製品を扱う会社だった。そしてMGCはその後も輸出に力を入れていて、この広告は1980年代まで続いた。

image 1 = 大昔、コレナガで買ったMGC Official Police 。規制直前で在庫一掃したかったらしく「持って行っていいよ。お金はこの次来たとき払ってくれ。」と言われた。
もしあのくだらない規制がなかったら、これは後撃針スチールバレルのカスタムモデルに変身していたことだろう。
購入時いわゆる虹色メッキだったものを米国に来てから剥離し、アルミブルーか何かで黒にした。
しかし、途中で研磨もせず放置してこのありさまだ。
頑張れば結構きれいな黒色モデルになるのだろうが、今はその気力と体力がない。

USA 1986

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Collector's Armoury Catalog 1986 & 87


NEW POLICE CHIEF $55
357 SNUB REVOLVER $65
357 COMBAT REVOLVER $65
357 POLICE MAGNUM $65

1960年代は商標権がどうこうなどと言わなかったが、1980年代後半ともなるとCOLTやS&Wと同じモデル名は使えず、『ポリスチーフ』とか『ポリスパイソン』など別の名前を付ける必要があった。初めてアメリカに輸出した頃$17あるいは$19で売られていた小型モデルガンが、20年後には$55である。

外観は第一次規制前の日本仕様と同じ黒染めで、刻印とインサートなどが輸出仕様になっている。
初期の輸出品は日本国内用と同じくガス抜けバレルだが、いつの間にか銃口が塞がるようになった。しかし、塞がるといってもかなり奥のほうまで穴があいているので外観は良い。そして、シリンダーの隔壁が切り取られて更にインサートまであれば現実的には完璧な安全対策とみなされ、バレルはただの亜鉛の棒だったりする。

USA 1986

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USA CATALOG

日本が景気良かったせいか、この時代は過去最高といえるほど多くの種類が輸出されていた。
これと前後してプラスチック製ハンドガンがたくさん広告に載っていたときもあるが、実際はあまり売れなかったように思う。
いくら精巧にできていても所詮プラスチック。何十ドルも出してあの軽い玩具を買う人はいないだろう。簡単に本物が買える国で「実銃に忠実な機構」などと言ったところでなんのセールスポイントにもならない。
日本製モデルガンの魅力は、あの精巧さプラス金属の重さなのである。

MGC Official Police

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MGC 1970's Model

いま初めて思ったのは、MGC Official Police が米国にほとんど存在しないだろうということだ。
パイソンは昔から広告によく出ていたし、私も実際にMGCの輸出モデルを買ったことがある。
しかし、オフィシャルポリスはカタログにあったのだろうか? どうも見た記憶がない。
カタログでまったく見たことのない MGC Police Positive だって私は現物を所持しているのだから、世の中には人知れず流通した少数派のモデルもあることはあるわけか。


今回のこれは日本から持ってきた物だが、銃口部が当時の国内仕様と違い奥まで穴があいている。
ということは、一応輸出仕様というのがあって、それの銃口だけ真鍮板で塞いで国内販売をしていたと考えられる。
第一次規制の直後は規制する側もあまり細かいことは言わず、銃口に蓋をして金粉塗装した規制対応モデルがたくさんあった。

MGC 1911A1 ZINC

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MGC Dynamic Series Colt 1911A1 ZINC Model


時々、自分でも忘れていたような古いガンが箱から出てきたりする。
これは、大昔にMGCがダイナミックシリーズとして発売した3種のうちのひとつ。日本ではGM1と呼ばれるモデルガンだ。
しかし、MGCはこれより前にヒューブレー改造のガバメントを発売したことがあるので、私としてはガバメントの2号機と言いたくなってしまう。

日本仕様との違いはバレルとブリーチだ。
既にこの個体でもバレルはリンクなしのつまらないタイプになっているが、棒状インサートがなく銃口も奥の方まで穴があいている。
ブリーチはファイアリングピンを付け難いよう亜鉛部を細くしてある。
また、スライドは珍しく前側の溝がないタイプである。MGCガバメントには時々このように“強度低下策”をとっていないものもある。
少しでも改造意欲を無くさせる為に作った溝なのだろうが、実際にブローバックさせてもその溝のところからスライドが割れることはないそうである。
あくまで視覚的な改造予防策ということなのだろう。

写真を見ると、ずいぶん古そうなモデルガンに感じると思う。しかし、実際はなかなか程度の良い製品で亜鉛の自然崩壊とは無縁に見える。


今回はただ撮ってみただけの1枚である。たぶん明日あたり新しいものを撮り直すと思う。

1911A1 & M92

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MGC and SUZUKI ?


このベレッタはどこ製だろうか?

Blank Guns

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Imported Blank Pistols

1980年代にヨーロッパから輸入されていた各種のブランクガン。
この中では右下の黒いPPKだけを購入した。本当は左下の小型ガバメント風モデルも欲しかったが、価格の点で見送った。その後このモデルはまったく見なくなってしまったから、あのとき買っておけば良かったと後悔している。
1990年までは銃口を塞ぐ規制がなかった為、これらのブランクガンはかなり豪快な発火を楽しむことができた。日本のブローバックモデルと違って耐久性の心配がないし、カートリッジも実弾と同じように箱入りで売られていて取り扱いが簡単である。
銃身内にチョークがないのに板状インサートが入っているだけでスライドを完全に吹き戻すから、パワーはかなりのものである。
現在の法規制ではブランクガンの場合かならず銃口を塞いでオレンジ色のキャップか何かを付けることが義務付けられていて、昔のように銃口からの発火を楽しむことができない。
しかし、極めて一部のモデルは規制前の状態で今もヨーロッパから輸入されているのが不思議だ。
規制内容は、日本の第二次規制と少し似たところがあり、新規に売るのは銃口を塞がなければならないが、以前から持っているものは規制前の状態でも合法である。

Beretta 1934

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380ACP

1990年代にサンフランシスコのガンショーで買ったベレッタ1934である。
あの頃はまだカリフォルニアも他州と同じにほぼすべての銃を購入できた。その後カリフォルニア州だけは落下テストなどという嫌味な法律ができてしまい、そのテストに合格した銃しか販売ができなくなった。
これは一種の破壊テストに近いものがあり、現行で製造が続いている銃以外は勿体なくてテストを受けるメーカーがない。
ただし、個人間の取り引きと製造後50年たったハンドガンは今も自由に売り買いができる。
ブローニング1910やベレッタ1934は1968年のサイズ規制で輸入ができなくなったものだから、実際にはほぼすべてがカリフォルニア州でも販売可能になりつつある。
購入後一度も撃ったことがなく、唯一の例外はむかし月刊Gunの記事用に貸し出した時だけである。

ヨーロッパ製の銃はウッドグリップがあまり似合わず、純正品でも社外品でもウッドはなかなか見つからない。
今回は珍しく購入時の状態に戻して1枚撮ってみた。
背景にある記事は1973年の雑誌で、当時すでに357のオートマグが存在したことが分かる。

CMC BERETTA 1934

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CMC BERETTA 1934

日本仕様と違うのはバレルだけである。
発火することを前提としていないためファイアリングピンもなく、市販のサイド発火方式のままだ。
CMC BERETTA にsm仕様はあったのだろうか?
カートリッジを探し出すのが面倒で、9mmらしい他社の物を添えて撮った。

COLT & MGC

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Detective Models


古いカメラだから、ISOが最高でも1600しかない。
照明を使っても焦点が合わず、こんな写真になってしまう。やはり、もっと明るい所で撮るべきなのだろう。
少ない部品点数、エジェクターさえない徹底した簡略構造だが「撃って遊ぶ」第一次規制前はそれで良かったのである。
アメリカのテレビ番組でよく出てくるディティクティブのモデルガンはMGCのこれしか存在しなかったのだから、シングルが効かないとかエジェクターがダミーだとかは誰も文句を言わなかった。
黒い銃、そして銃口から出る火と煙だけでじゅうぶん満足していたのである。
30年以上前に手放してしまったが、マルゴーのディティクティブはシングルも効いたし、全体の雰囲気がもう少し実銃に似ていた記憶がある。

S&W and MGC

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S&W M36,MGC Chief

日本でも黒色モデルが少し製造されたニューチーフ。
極めて少数だけ作られた映画用後撃針モデルが、きっとあったのではないかと思う。

MGC 1911A1

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MGC Government 1911A1 Last Export Model

じつはだいぶ前に一度使ったことのある写真だ。
たまには何か更新しようと思って写真を3枚撮ったのだが、いま使っているこのPCは写真を検知しないし、ディスクがないため読み取れるようにもできないのである。
せっかく新旧2種類のMGCガバメントと実物ガバメントを比較できるようにしたのに、写真を載せることができないのではどうしようもない。

MGCは本当に良く設計変更する会社で、初期のガバメントはショートリコイル仕様のバレルを使ってその後それを例の固定式バレルにしていた。しかも、輸出用は国内とまた違う設計をしていて、ブリーチ部分にいろいろな工夫がある。
たくさん買ったMGCガバメントで通称GM1とGM3の2丁だけ残ったのは、これが比較的に少数派であるスライド弱体化されていないモデルだったからだ。
今回の写真にある最終型ガバメントは本当に程度が良い製品で、表面の滑らかさや各部の精度が今まで見たどのガバメントよりしっかりしている。
金型はあまりに使い込むと劣化してくるそうで、人気商品の場合は同一モデルでも何度か新しい金型を作ると聞いたことがある。
ガバメントはおそらくMGCの輸出モデルだ最も大量に売れた製品だから、これはその新しい金型で作った“出来の良い”製品だったとも考えられる。
これをチョーク式ブローバックにしたら、重く冷たい金属オートで破損を心配せず遊ぶことのできる素晴らしい玩具になったことだろう。

Black Powder

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Replica Black Powder Gun

ずいぶん前に手放したと思っていたが、写真の記録を見ると2013年になっていた。
2000年代の始めかそれ以上前にネバダ州リノのがんショーで買った。250ドルくらいだったと記憶している。
古式銃そのものにさほど関心がなく、これも特に欲しかったわけではないが、“手続き不要”という点だけで買ってしまった。
ブラックパウダ-ガンは銃規制のやたら多いカリフォルニア州でさえ誰でも自由に買えるのだから、何もネバダのガンショーで買わなくても良いのに、何故か衝動買いしてしまったのである。CMCのモデルガンに同じようなものがあったからだろうか。
その後10年近くこれを持っていて、オークションに出したらすぐに買い手がついた。
私のホームページでは既にこの写真を使ったことがあると思う。しかし、こちらのブログだと未使用のつもりなので載せてみた。
新しい写真が何もないから、こうして時間つぶしをしているのだ。
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