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CMC P38 (b)

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Export Sample

昨日の続き。
王冠マークの跡が、なんとも勿体ない。

黒色金属が持つこの雰囲気には、得体の知れない迫力がある。
現代のプラスチック製モデルは、寸法の正確さと表面処理のうまさで実銃そっくりになっている。
しかし、昔の金属モデルガンに実銃以上の本物感があるのはいったい何なのだろうか。
その傾向は、特にCMC製に強いと思う。
形が良く作動面で大変に素晴らしいのがMGC製だが、それを黒くしてもこの雰囲気にはならないところが、また興味深い。

CMC Model 1934

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Beretta 1934 CMC Export Sample

サンプルとしてアメリカに送られた初期型ベレッタ1934.
このグリップはあまり格好良く見えないので、後期型に変えたのが正解だと私は思う。世の多くの人にとっては、後期型こそがベレッタ1934である。
他のモデルに比べると、これなら鉄や真鍮のマスターモデルを亜鉛で量産しても不具合が少なかったのではないだろうか。
構造が簡単であり、小部品は軟鉄を折り曲げて作る程度のものだから、強度の問題が出にくかったはずだ。Detective Special などずいぶん問題が多かったと聞く。
MGCの場合は、一部のマニアに好かれるより広く多くの人に売れる物を作るのが会社の方針だったらしく、実銃をモデルガン化する際、それに適した構造を編み出したりパーツを大型化したりといろいろな工夫があった。
それに対して、六人部氏のマスターモデルは実銃の複製品といえるほど元のモデルに忠実なので、亜鉛で作ると各所に無理の出る傾向があった。
MGCベレッタは実銃より大きく、CMC製は実銃より小さく感じられる。
しかし、今はモデルガンを持っていないから実測値で比較することができない。両方が手元にあった時は、比較することさえ思いつかなかったのである。
僅かに覚えていることは、実銃バレルがMGCのフレームに入ったことだけだ。

NAKATA ?

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P-38
どこのメーカーだろうか?
中田がP38を出した時はコマーシャルタイプのグリップが付いていたから、これの可能性がある。
1965年にMGCがボンドショップを開店した後、手動排莢式の中田製が良いか連射できるMGC製が良いか、2店舗を何度も行き来したものだ。当時、御徒町駅近くのサービスセンターはまだ存在していない。
MGCの魅力はトリガーが回転式だったことである。VP兇PPKはトリガーが前後移動する構造でどうも玩具的印象が強かったのに対し、P38はトリガーピンを支点として回転する実銃のような作りだった。
あの頃はMGCでさえPPKとチーフしか作っていなかったから、P38は初めての大型モデルガンであり、その迫力に驚いたものだ。
中田製P38は当時流行していたサイレンサーを装着する為にインサートがかなり奥に入っていて、前から見ると銃口が完全にあいている感じだった。子供だった私は「ここまで本物そっくりで良いの?」と余計な心配をしてしまった。

NAKATA ? b

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P-38
刻印のないモデルガンは珍しい。
あれは金型でなく、ひとつずつ後から彫っていたものなのだろうか?
初期の輸出モデルは日本仕様をそのまま出していたから、実在メーカーの名前や商品名がついていた。外箱にCOLTやS&Wと印刷されていて、本体にWaltherやBerettaなどと彫られていたのである。
このP38はスライドに何もついていないので、比較的に後の製品かも知れない。
いろいろな会社から新製品の出たP38は、後発より劣るため却って中田製が少ない可能性があるのだが、国内向けに売れないものを海外で処分したとも考えられる。

NAKATA ? c

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Export Sample

これもおそらく中田系のP38。ミリタリータイプのグリップが付いていて、個人的にはこれが最高のデザインだと思う。
設計した人も最初P38にこの直線の溝しか考えていなかったのではないだろうか。
前作のAPにはコマーシャルタイプ同様のチェッカー式グリップが付いているから、それを流用してミリタリーとコマーシャルに外観上の違いを設けたと考えられる。
このモデルガンはスライドの反対側に1974と刻印があり、王冠マーク跡もないので、最初から輸出モデルとして組み立てられた製品だ。

NAKATA ? d

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Export Sample

バレルが曲がっているように見えるのはレンズのせい。フロントサイトあたりに付いている白い物は発泡スチロール片である。
このモデルガンが日本に行ったとしたら白か黄に着色しなければならないのだが、補修などのため一時的に黒に戻すと、その僅かの時間だけ往年の勇姿を堪能できる。
新規の販売を認めていない以上、いつかは消えていく昔の製品なのだから元のまま所持していても問題はないのに、日本の無意味な法律はそれさえ規制している。
そんな趣旨の発言をしたら、某所で「日本を非難するな」と言われてしまった。日本社会や規則のあり方を批判することが日本そのものを否定しているのではないのだが、そんな簡単な話が通じない場合もあることに酷く悲しくなった。
歩きながらスマートフォンを凝視するな。自転車で歩道を高速走行するな。電車のドア付近で乗降の邪魔をするな。それと同じくらい簡単なことを言ったつもりが「日本を批判するな」と返されたようなものだ。
要するに、“信じがたいほど通じない”ことが世の中にはあるわけだ。
今日、自分が父親の年齢を10歳も上回ったと気づいた。もちろん、片方が歳をとらずにもう片方だけ加齢したわけではない。そんなことがあったら、いつの間にか子供が親より年上になり「オイ、お父さん」「なんでしょうか、子供さん」と言うような話だ。
父はずいぶん前に他界している。私はその時の父の年齢より10歳長生きしているという話だ。
たぶんあと10年くらいは生きるのだろう。余生は何に使おうか。

Model 1934

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Beretta 1934 380ACP

落胆は簡単に回復しない。
しかし、理解力のない人を嘆くより、どんな人でも理解できる分かりやすい文を書けるよう努力するほうが良いのだろう。
こんな写真なら何枚かはある。

Model 1934 b

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Beretta 1934 380ACP

子供の頃、まだ月刊Gunが出る前からこの銃に憧れがあった。
アメリカ映画にはまったく登場しないが、ヨーロッパ映画だとたまに脇役として僅かなシーンだけ姿を現す銃である。
古いといっても比較的に新しい映画『サンダーボール作戦』の中で、ボンドを撃ちに来る悪役がこれにサイレンサーを装着した銃を持っていたと記憶している。あれなど、もう私には憧れの極致だ。
ところで、私の記憶は合っているのだろうか?
ついでに言うと、私にとっての本当に古い映画とは白黒の時代である。

Model 1934 c

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Beretta 1934 380ACP

照明なし、レフ板なしで撮った。廉価版一眼レフの手持ち撮影だ。
曇天の日に室内でこうなのだから、日本よりだいぶ明るいことが分かる。
写真好きの人が撮るものとは次元が違うが、どちらかといえば文字中心のブログに「写真も付いている」という程度で認めて頂きたい。
たまには内部も撮るべきだと思う。しかし、他の用事が多くて時間が足りない。

Compact Guns a

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Italian and American

ベッドの上に置き、ストロボで1枚。
右下の銃は100円ライター的なもの。摩耗したら捨てる。
日本のモデルガンマニアなら、「捨てた場所を教えてくれ、拾って再生する」と言うかも知れない。

September 2011

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KOKUSAI SHUPPAN

知人から月刊Gunを贈られた。
驚いたことに中古でなく完全な新品だった。しかも、封筒まで国際出版のものである。
まるであの会社が今でも存在するかのようだ。
なんだかタイムマシンが本当にあるのかと思ってしまう。

S&W の本を読んでいた。
Model 44 は当初ダブルアクションの39と並行して1953年から製造され、どうやら開発段階ではアルミフレームとスチールフレームの両方が存在して、アルミのシングルアクションがあったのかも知れない。
39とか44とかの名称は1957年以降のことだから、開発時のモデル名はX-46だ。
結局は軍に採用されず開発を断念したシングルアクションだが、カタログだと1959年の夏まで1年と少しだけ載っていたらしい。
44が極めて少ないのは知っていたが、アルミフレームの44があるかも知れないのは少し面白い。
2011年の11月号にM539のことが載っているらしい。
その直後に月刊Gunは休刊になってしまったから、本当にその記事があったかどうかは知らない。

Compact Guns b

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Italian & American

ストロボなしで撮るとこうなる。
室内でこの明るさだから凄い。
アメリカ西海岸もこの光の強さは似ていて、日本からサンフランシスコに着くと「この眩しさはなんなのだ???」と思うほどすべてが輝いている。
行ったことのない人は、ぜひ一度体験して貰いたい。
アメリカのあの広さと明るさを知ると、日本人とは根本的に発想の異なることが実感で分かるはずだ。
狭い日本だけに居ると考え方も小さくなっていき、妙に他人を許せない心の狭さが出てくる。
結果的に、いつも何かに怒っていて不愉快そうな顔の人間ばかりになる。いつの間にか自分自身もそうなるのだが、誰も自分が“楽しくなさそうな顔”になっていることに気づかない。

Compact Guns c

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MADE IN USA 22 LR

どう見てもモデルガン。しかし、本物なのである。
白いテーブルの上に置いてただ撮っただけでこの結果だから、ライトを使ったりレフ板を作ったりした今まで苦労は何だったのだろうか?

Compact Guns d

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MADE IN USA 22LR

シングルもダブルも確実に作動する。
PPKの完全コピーではないことが昔のブログで分かる。内部を出した写真はあるのだが、古過ぎてどの辺にあるのか分からない。2016年あたりだろうか?
数あるサタデーナイトスペシャルの中で、なかなかまともな商品だった。
全米最大の人口規模を持つカリフォルニアで1990年代に販売できなくなった事に加え、利幅が少ないこういった安い銃を扱う店も減ったのだろう。今は昔ほど多くの機種を見ない。
スタームルガーやベレッタが安くても高品質の小型銃を出した為、弱小メーカーは生き残る道がなくなったのかも知れない。
今はデザインの基本が完全に変わったから、こういった旧式な銃を作る会社がないと思う。

ZINC GUNS

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MGC & CMC

GIMPというソフトなら角度修正ができると聞いたので使ってみた。
しかし、なかなか習得は難しそうだ。
今から20年ほど前の脳なら学習能力もまだ残っていたのだろうが、人生の12月下旬まで来ているような世代にはすべてが難しい。
画像をもう少しシャープにしたいし、サイズも自由に決められるようになりたい。

TEST 1

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MGC PYTHON

取り敢えず載せてみる。
どういう画像になっているか知る為だ。

TEST 2

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Colt Diamondback

昔のCMCも、このようにシリンダーがあいていた。
画像ソフトの使い方がよく分からず、相変わらず試行錯誤している。

A Shop Manual

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Colt Models
一番自慢したいのは左下にある青い冶具だ。
銃を分解組み立てする時に重宝する品物で、これを使えば丸い物でも安定した状態で作業ができる。
穴がいくつかあいていて、非貫通の穴は分解時にピンを紛失しにくいので助かる。
モデルガンの修理にも使えるのだが、意外と安くない品物であることに加え、ただのプラスチックの塊にしか見えないから、仮に\4000といったら購買意欲が出なさそうだ。

Air Pistols

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Modified in German
この英語表記が合っているかどうか自信がない。
エアピストルとはいっても実銃を改造したものだから、日本は絶対このような物を認めない。
カートリッジの中に空気を圧入し、室内で金属弾を撃つための製品である。
サイレンサーを装着すればアメリカは庭や室内でハンドガンを撃てたりする。ドイツはこのような改造実銃をエアで撃つことができる。
日本は、亜鉛製の玩具でも銃口があいていれば所持が禁止されている。それが黒かったりすると更に話が面倒で警察の取り調べを受けることになる。誰がどう見ても危険性などない大昔のPPKであっても、昔の姿だと日本では大騒ぎだ。
これは大変に珍しい社会だと思う。
困ってしまうのは、今の若者がそれを特別な社会とは考えず、金色が褪めただけでも「非合法品だ!」と主張し、オークションで出品者を激しく非難することである。何処にも被害者のいない事象を違法だ犯罪だと大袈裟に騒ぎ立てる感性こそ危険なものだと思う。

Air Pistols 2

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Monthly Magazine 『Gun』

前回の記事はいつ頃の本かと問い合わせがあった。2000年8月号だから、もう19年も前の本である。
19年といえば、この世に生まれてもいなかった子供が大学生になるほどの年数だ。その間にはいろいろなことを体験してきた人が多いと思う。
私などはモデルガンそのものが存在しない昭和30年代からこの趣味を持っているので、じつに多くの変化を見てきたことになる。
マテルやヒューブレーを日本の技術で見事に作り変えた高級玩具の時代、実銃とはサイズや機構が少し違うが、黒色金属で誰もが銃口からの発火を楽しんだ時代とその後の全盛期。
銃口が塞がれてしまったためブローバックなどの機構で生き残りを図った時代、真鍮やスチールで作られたカスタムの時代、じつにいろいろな時があった。
昨日は久しぶりに同好の士達が集まり、楽しいひと時を持った。
自宅だったため気の緩みがあったのだろう、少し酔い過ぎてしまい誰がいつ頃帰ったのかを良く覚えていない。何を喋っていたのかもあまり記憶にない。
そして、今日は腹の調子が良くなくて何も食べたくない。「もう酒など飲まない・・・」と反省している今である。
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